8号 そろりそろりと開業いたしました(2006/10/2))
8号 そろりそろりと開業いたしました(2006/10/2)

10月、秋本番ですね。私も今日は長袖になりました。
前回のメルマガで金木犀が香り始めたと書きましたが、あれはすごいことにどれも一斉に咲くのですね。次の朝犬と散歩に出たら、もうそこでもここでも香りまくり。一夜で町中を金木犀が制圧していました。そしてそれも散って、一気に秋になったようです。

さて、10月開業を目指してやってまいりました蕎麦さかいですが、皆様のお励ましのおかげで、なんとかかんとか形が整い、一応、10月1日をもって開業とさせていただきました。ありがとうございます。そして、今後よろしくお願いいたします。

と申しましても、派手に開店セールをやるわけでもなく、クーポンを配るわけでもなく、ましてホットペッパーに広告を出すなど考えられないわけでして、そろりそろりと、こわごわアクセルに足を乗っけてみました、みたいなスタートであります。

前回メールしました9月20日の翌々日22日には、最大の関門であった保健所の検査がありました。このために工事をしてきたわけです。ですが、こういうのって、何でもそうですが、あっけなく簡単に終わってしまいました。せっかく作った2階のキッチン?は見てもくれなかった。こんなことだったら、なんて・・・
ま、ともかくも、これでめでたく営業許可がいただけたわけです。ちなみに営業許可書の番号は、「18世保生食ほ第803号」です。おもわず額に入れて飾ってしまいました。


そしていよいよ昨日10月1日、初めての本番のお客様をお迎えしました。私が毎年10月にお蕎麦の会で蕎麦を打たせていただいている医療施設の院長先生ご夫妻です。蕎麦さかいの生みの親ともいえる方々ですので第一号のお客様になっていただいたというわけです。前々日にはリハーサルもやりました。といっても自分たちで作って自分たちで食べるだけなのですが。しかし、下ごしらえの手順とか、それがどれくらいの時間かかるのかとか、作って出す時の手順とか、本番どおりにやっておかないとわからないことはいろいろあるものです。

その甲斐あってか、ご夫妻には大変喜んでいただけたようです。おいしいおいしいと残らず召し上がっていただき、蕎麦のお代わりもしていただきました。(お代わり自由です)。そしてそして、初めてお代金を頂戴いたしました。感激です。申し訳ないような、うれしいような、気恥ずかしいような、複雑な気持ちでした。

お客様がお帰りになってから、妻と二人、ささやかに祝宴をいたしました。


ところで白状しますと、最後にえらい失敗というか誤算がありました。前日の9月30日に、客席に置く冷蔵ショーケースが届いたのです。前面がガラスになったやつで、日本酒の瓶のラベルが見えるようにしたかったので是非欲しかったのです。それに合わせてお酒と瓶ビールも仕入れ(やはりビールは瓶にしなきゃ格好が付きません)、さあ準備完了、となりました。
なるのはなったのですが、誤算というのは、この購入した業務用の冷蔵ショーケースはコンプレッサーを冷却するためのファンが付いているのですが、このファンの音がやたらと大きい。そしてそのファンときたら、まったく休むことなくずーっと動きっぱなしなのです。ヴォーーーンという音がフローリングの部屋に響き渡り続けて、これはちょっとどうしようもありません。やはりリビング蕎麦屋は普通のお店じゃないんです。昨日はお客様がいらしてしばらくして、あまりのうるささに電源を切ってしまいました。

それでどうするか。ただいま家族会議中なのですが、泣く泣く手離さざるをえないか・・・ という感じです。皆さん、リビング蕎麦屋を開業されるときには、冷蔵ショーケースにだけはご注意ください。


さてそれで、そろりそろりと開業したわけです。Preリビング蕎麦屋は当面は日曜日だけですが、皆様どうぞお出でください。

営業日時:日曜日 時間は午後4時以降でしたら何時からでも結構です。
人数:6名様までお受けできます。(一日一組です)
内容:お料理とお蕎麦のコースです。
料金:4,000円 お飲み物代は別途頂戴いたします。

ご予約はメール(muu@soba-sakai.com)または電話(03-5760-3654)でお願いいたします。

それでは、これから末永く、お蕎麦のように細く長く、どうぞよろしくお願いいたします。




戻る
Copyright (c) 2006 Soba SAKAI. All rights reserved.