5号 蕎麦屋養成講座始まりました(2006.8.13)
8月7日月曜日から、4週間の一茶庵そば教室プロコースが始まりましたが。あっという間の1週間でした。

何をやっているのか、さぞ想像がおつきにならないでしょうから、ざっとお話しますと・・・

初日  講義:「蕎麦の歴史と由来について」
     見本:本かえしの製作、普通の蕎麦打ち
     実習:普通の蕎麦打ち(5人前)
2日め 講義:「手打ち蕎麦の基本技術」「かつお節について」
     見本:蕎麦打ち、機械でのかつお節削り、蕎麦つゆ製作、薬味
     実習:普通の蕎麦打ち、茹でとせいろの盛り付け

という感じで、講義と見本を見せてくれるのとそれを実際やってみる実習と、それがどんどんとさまざまなことが出現し、4週間たつと蕎麦屋の業務が一通り頭に入ると、そういう仕掛けです。
先週はあとは、練り(こね)機の使い方、玄蕎麦からの皮むきと石臼製粉実習、かけ蕎麦、更科蕎麦、茶蕎麦・・・ こう書くととてもたくさんですねえ。

何人かの方から、蕎麦打ちなんかもう習わなくても出来るのでしょう、と言われましたけれど、やはり我流でチョコチョコやっているのと、プロのワザは違います。ゴルフもうまくなるにはプロに習わなくちゃ、というのと同じです。
これまではこれでいいのかなあ・・・と思いながらやっていた一つ一つの動作が、これはOKこれは違うというのが確認できますし、無駄な力の入らない疲れないで効率的に打てるやり方があるんだなあというのがわかりました。こうやってやるのか、なるほどなあ、という感じです。

このコースは定員5人なんです。どんな方がいらっしゃってるのか、興味ありますか。
Sさん 60台 定年になられて、これから蕎麦屋開業を考えようという方。どっしり落ち着いていて仕事が丁寧。
Aさん 20台 IT系企業を退職。ここで勉強したあと1年くらいどこかの店で修行して開業を目指す。
Tさん 40台 東京での勤めをやめて故郷の仙台に帰り、居酒屋で蕎麦も出すようなお店を考えている。居酒屋のオヤジにぴったりの愛されキャラ。
aさん 40台 深大寺の蕎麦屋のおかみさん。ご主人が病気で入院してしまい、お子さんと相談して勉強に来られた。明るい話好きの女性。
バラエティー豊かでしょう。この5人で1ヶ月、毎日同じ釜の蕎麦を食うんです。面白いですよねえ。

ということで、とても楽しんでやってます。夜は18時くらいに終わるので、これまでどおり合唱の練習に行ったり、飲み会に行ったり、充実した毎日です。
今日は新国立でのラ・ボーチェの「椿姫」に行ってまいります。

では、暑さが続きますのでお体にはお気をつけて。

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蕎麦さかい 酒井雅弘
muu@soba-sakai.com
http://soba-sakai.com/
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